題字 「三田祭研究論文」
2004年度
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消費者行動研究プロジェクト 〜研究を終えて〜

木村真彰
 私は、ゼミ活動の1つの節目となる三田祭論文に電論との兼ね合いがありながらも参加することができました。 私たちの班は、幸運にも関東十ゼミ討論会という素晴らしい対外発表の場を与えられて、最高のスタートを切ることができました。 ただ結成当初は、メンバーが総勢4人という小野ゼミ史上最小人数のチームであったため、きちんと論文を作成することが可能なのかという不安に駆られることもありました。 しかし、代表の柴田君を中心にそれぞれの個性がうまくかみ合い、論文完成という目標に4人の意識が統一され、全く不安を感じさせることなく突き進んでいくことができました。 このまとまりの良さに関しては、三田論3チームの中で1番だったのではないかと感じています。

 また、研究テーマも 「非計画購買」 という非常に身近な事象で、面白い研究だったと思います。 最後の実証分析の段階辺りから進度が鈍くなり、小野先生宅に足繁く通うことになってしまい先生に御迷惑をかけてしまったことが一番の反省点です。 しかし、そのかいもあり、完成度の高い論文が無事完成し、今年のゼミ生活の1つの節目として相応しいものとなったと思っています。

 最後に、十ゼミ討論会に行けなかったことは非常に残念でしたが、このメンバーで論文を作れたことを感謝しています。 みんなお疲れさま、そしてありがとう!

志賀明奈
 研究プロジェクトがすべて終わった今、私はほっとしたと同時に寂しさも感じています。 それほどに、この半年間の生活は論文を中心にして回っていたのだと思います。 私たち消費者行動班の研究テーマは、比較的早い段階で“非計画購買”に決定しました。 未だ研究テーマを模索している他の班を尻目に、私たちは早速既存文献を読み漁ることから始めました。 私たちは急がなければならなかったのです。 なぜならば、“非計画購買”の研究範囲は非常に広いものであるからでした。 “非計画購買”はマーケティングにおける最もポピュラーな研究テーマのひとつであり、その既存文献は大量に存在しました。 そこから新たな視点で問題意識を見出し、再定義および概念モデルの構築を行うのは容易なことではありませんでした。 その後、実証分析、本文執筆と研究の段階は移り変わっても、この研究範囲の広さという壁は私たちの目の前に常に立ちはだかっていたように感じられます。 それゆえ、私たちは時間との戦いを余儀なくされ、徹夜での作業も珍しくなくなっていきました。 それでもなんとか論文を完成することができたのは、仲間に恵まれたからでした。 仲間の論文に対する高い意識が、私を最後まで引っ張ってくれたように思います。 副代表であるにも拘らず皆に頼りきりであったことは恥ずかしい限りですが、このメンバーで研究に取り組めたことは私にとって大きな財産となりました。 消費者行動班のみんな、どうもありがとう! また、論文のすべての段階において私たちに貴重な助言を与えてくださった小野晃典先生に心から感謝しています。 締め切り直前、難民同然にご自宅まで押しかけた私たちを指導してくださった日々のことは忘れられません。 本当にどうもありがとうございました。

小合麻耶
 今振り返ると、「三田祭論文」 に取り組んでいた期間はメンバーに迷惑をかけてしまったことに対する申し訳ない気持ち、話し合いがうまく進まないことに対する苛立ち、他チームを意識することによる焦り、論文完成に対する不安、SASが回ったときの喜びなど、様々な出来事や思いが交錯していた濃い期間だったように感じます。

 「三田祭論文」 というプロジェクトを通じて、特に夏休み明けから私は驚くほどに強くなったと思います。 休みぼけからか、学校のペースに慣れず登校拒否児のように学校に来ては体調を崩していた時期、このように弱いままでは論文提出前に 「寝たきり」 になるのではないかという漠然とした不安がありました。 しかし、そんなことを言ってはいられないという気持ちにさせてくれたのは、残り3人のメンバーの存在とメンバーが他チームより少ないこととは反比例するように大きくなると予測された論文の存在でした。 論文は単純に考えても、「パス図が3つ…」、他チームの3倍、1人1人の執筆担当範囲だけで論文1本の量…。三田祭が近づくにつれて、ただでさえ大変なのにメンバーの1人である木村が電論に吸収されていく…。 私の精神面は、そのような大きなプレッシャーを目前にして、倒れたり、寝たきりになったりして、甘えている場合ではないということに無意識のうちに気づいたのか、論文提出まで体調を崩すどころか寝不足でみんながぐったりしているなかもkinko’sでせっせと論文のチェックに励むほどになりました。

 また、日々のグループワークを通じて、複数の人間とうまく折り合って、1つのものを作り上げることはこれほどに大変なことかと痛感させられました。 他者の考え方、言葉の使い方や表現の仕方は会話の上では当たり前のように違います。 会話ではそのようなことは問題とならないわけですが、論文において、1人が書いたかのように見せるためには、その考え方などをコミュニケーションによって統一していかなければならない。 言葉にするのは簡単ですが、個々の個性があればあるほど、ぶつかり、相手を理解できなくなってしまったり、1つのものを作ろうという目標すら見失ったりします。 消費者行動チームは普段はとても穏やかでマイペースな空気が流れていましたが、それが仇となり、発表の直前になると意思疎通ができていなかったことに気づかされたり、明日までに完成するのかという時間との戦いになったりすることが幾度となくありました。 しかし、このようなことを通じて、私たちはコミュニケーションの大事さを学んだように思います。 今となっては、発表などの直前に焦ったり、眠れなかったりした日々も悪くなかったと感じています。

 最後に、小野晃典先生には、多大なるお力添えを頂けたことを本当に感謝しています。 先生なしにはこの論文の完成はなしえなかったと切実に感じています。 また、消費者行動チームのメンバーにはたくさんの迷惑をかけてしまいましたが、最後まで本当にありがとうございました。 さらに、その他の4期生、卒論のテーマが私たちと類似していることから第5のメンバー(?)としてたくさんのアドバイスをしてくれたûü木さんをはじめとして、丁寧なご指導をして下さった3期生の方にも感謝しています。

柴田直希
 私は、春合宿の役職決めのときになぜか三田祭論文プロジェクトの代表という役職に立候補した。 今までに、チームで1つのことに取り組むという経験があったわけでもなく、リーダーという役職の経験があったわけでもなかった。 そんな私が代表に就いてしまったことが、我がチームに混沌をもたらすとは、誰もが予測していなかったであろう。

 合宿から1ヶ月後には、メンバーが決定し、その1ヶ月後には、テーマも決定した。 この頃は、まだ時間は余っているものと考えていたので、何の危機も感じていない日々であった。 一言でいえば、平和だった。 しかし、しばらく続いた平和は、9月頃から徐々に混沌へと移り変わっていった。 この時期から、プロジェクトが停滞してしまったからである。 8月には仮説を構築し、9月前半には質問票を作成し、9月後半にプレテストを行なう、という予定であったが、9月の後半になっても仮説の構築が完成していなかったのだ。 10月以降も、我がチームは広告チームとプロモーションチームからも遅れをとるようになった。 今思うと、このような事態が起きてしまったのは、代表である私に問題があったからであろう。 そこで三田祭論文プロジェクトを終えた今、リーダーの果たすべき役割は何であろうか、そしてリーダーとして気をつけなければならないことは何であろうか、を考えるようになった。 三田祭論文プロジェクトの代表という役職を通じて思ったリーダーの役割とは、チームメンバーに足りないところを的確につかんで、足りない部分をリーダーが補うことである、と思う (勿論、他にも多くあるけどリーダーシップ論を述べているわけではないので、これだけに記述を止める)。 仮説の構築段階では、非計画購買に影響を及ぼす店舗属性に関して、執筆段階では、語尾の統一などに関して、幾度となく先生からツメの甘さを指摘された。 我がチームは、ツメが非常に甘かったのである。 その点に関して、私が的確につかんで、私がツメの作業を行なっていれば、チームの停滞はもっと緩やかなものになっていたであろう。 また、三田祭論文プロジェクトの代表という役職を通じて思ったリーダーとして気をつけなければならないことは、リーダーのカラーがチームのカラーに反映するということを認識していなければならないことである、と思う。 停滞した時に、私がどうになかるさ、というような態度をとったら、チーム全体にもそのような雰囲気が流れてしまったのである。 私のこのような態度が、停滞を加速させたのは間違いないであろう。

 三田祭論文プロジェクトのおかげで、学術的に大いに成長しただけでなく、私個人の欠点が浮き彫りになったことで、更なる成長の可能性も見出すことができた。 このような機会を提供してくれた小野晃典研究会に、そして私とともに半年間も取り組んでくれた消費者行動班のメンバーに、更には違った視点からアドバイスをしてくれた同期のメンバーに、最後に我々を正しい方向へ導いてくださった先輩方、小野先生に、心からの感謝に意を表したい。


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2005年1月16日

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