題字 「三田祭研究論文」
2014年度

・ マーケティングゼミ合同研究報告会とは
・ 小野ゼミにとっての位置付け
・ 
2014年度の小野ゼミの研究テーマ
 研究経過報告
 発表会当日のスケジュール
 発表会の模様
・ 研究をえて
・ KSMS International Conference場!


2014年度マーケティングゼミ研究報告会研究論文(全文ダウンロード)

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KSMS(Korean Scholars of Marketing Science)出場論文

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マーケティングゼミ合同研究報告会とは



 慶應義塾大学商学部の華、商業学(マーケティング論)のゼミが集まって、三田祭研究の成果を発表しあうという企画が、「マーケティングゼミ合同研究報告会」 です。 小野先生の在外研究期間中の2005年に始まり、小野ゼミは、この報告会のための独自の共同研究プロジェクトを立ち上げた上で、再開直後の2007年(第5期)から参加させていただいています。
 
2002年に始まった「商学部異分野インゼミ研究報告会」 に似た主旨で行われますが、参加ゼミやその指導教授の報告会への関与度に差があり、報告会運営の方向付けもしっかりしていないという問題点があります。 その一方で、参加ゼミの全てがマーケティングという共通の分野を専門としているので、また違ったプレッシャーと戦うことになるのが特徴です。
 開催時期について長年不定でしたが、
2011年(第10期)から、三田祭公式企画として三田祭期間中に開催されています。


小野ゼミにとっての位置付け



 小野先生の在外研究期間中に始まったこの報告会に対して、小野ゼミは、下記の3つの目的のために、2007年度(第5期)から参加させていただいています。
3年次秋学期の共同研究プロジェクト(三田祭研究)の成果を他ゼミの先生・ゼミ生に評価いただけるよう、より高いモチベーションを持って、3年次春学期の学習成果の集大成たる論文を執筆する。
口頭研究発表の場として位置づけ、プレゼンテーション能力の向上を図る。
対外的な交流の場として位置づけ、ゼミの知名度やゼミ生の社会性の向上を図る。

 これまでは三田祭研究プロジェクトの口頭発表機会は「商学部四分野インゼミ研究報告会」だけでしたが、「商学部マーケティングゼミ研究報告会」に参加させていただくことになり、口頭発表機会は2つに増えました。 そのため、2007年 (第5期) からは、独立した研究プロジェクト・チーム、通称「マケ論」班が立ち上がり、他チームと同じく三田祭にてパネル発表を行うとともに、このチームがゼミを代表して「商学部マーケティングゼミ研究報告会」にて口頭発表を行うことになりました。 そして2008年 (第6期) は、ホストゼミを担うことになり、大改革を成し遂げました。


2014年度の小野ゼミの研究テーマ



消費者制作型広告の効果

 近年、消費者参加型の広告制作が、企業によって数多く行われている。 このような消費者が制作した広告に露出した一般消費者の広告評価およびブランド評価は、企業が制作した通常の広告に比して高いのだろうか。 この疑問に解答するために、本論は、広告制作者と一般消費者の関係性に着目しつつ、広告制作者の属する準拠集団および認知リソースの制約という2つの観点から、消費者制作型広告の広告効果に関して、実証分析を試みる。


研究経過報告


活動経過概要
06月 マケ論始動!

 ザックJAPANの激闘冷めやらぬ中、小野ゼミ12期のマケ論が始動した。 今回は、メンバー紹介をしたいと思う。
 まずは、中原裕人君。 12期生の中では、電子レンジ5分のイメージが強いが、マクドナルドでは、チーズ抜きのチーズバーガーしか頼まないチャラさがあることが特徴だ。 あと、手数料はかかりません。 次は、かけこみ乗車が得意な羽佐田智也君。 彼は、だいたい8両目にいることが多いとよく聞くが、ぼくはよく伊東家の食卓で相席することが多い。 最後は松山峻典君。 急行電車は止まりそうにない名字ではあるが、黄色い線の外側にいるのに、開くドアにものすごいご注意してることは僕だけが知っている。
 以上、地デジにギリ対応している僕たち4人で頑張って個の力と協調性で自分たちの論文を執筆していきます。


07月 部屋(グル学)とマケ論と私

 本格的にテーマ案出へと活動がシフトし始めた12期。 他チームが順調 (?) に、自分たちの研究したいテーマやそれに対応した論文を発見し、それに沿った議論を進めていく中で、マケ論だけが面白い知見を得られそうなテーマを案出できない。 しかも、英論を読んでも理解できない…。 結果として、テーマ中間発表で自分たちが何を研究したいのかを明確にすることができなかった。 こうして、周囲のチームとの進度のズレに危機感を覚える、マケ論。挽回するぞ、マケ論!
 しかし、7月のマケ論の闇はこれだけでは終わらなかった。 そう、学生たちにとっての7月に訪れる大きな大きな闇企画といえば、定期試験である。 ご存知の通り、マケ論は松山という再履メンを抱えている。 だからこそ、だからこそ、今期の試験では、全員で単位をきちんと回収しょぉってみんなで意気込んだ。 …ケド、まさかの羽佐田が4単位分の試験を寝ブッチしちゃったょぉ…。 って、おいおい、大丈夫か、マケ論。これからどうなるんだ、マケ論。 中原はみんなのことが本気で心配だ!!!! (あんまり人のこと言えないけどね☆)
 こんなマケ論であるが、夏合宿までにきちんと軌道に乗ることができるのだろうか…。
(中原

08月 迷走、停滞、兆し?

 マケ論チーム始動後2カ月にして初めて、少しだけ論文の中身に触れたいと思う。
消費者に近いマーケティングをやりたい!という漠然とした希望があったマケ論チーム。
 活動初期からメンバー全員の何となくの方向性が同じであったので、お?スタートダッシュ切れるんじゃね?? とか思っていたのだが…。 小中学生が夏休みの宿題に頭を悩ませるような日にちになっても、依然としてテーマは決まっていなかったのである。 依然といえば、已然系の已って漢字、難しいよね。 左の棒が上にくっついてないって、最近知った私でした。
 閑話休題。
 そんなマケ論チームは、テーマのスタート地点の 「満足」 から始まり、様々な英語論文を読み漁る日々を過ごした。 これいいなー、それいいなー、あれいいなー、どれいいなー?? 今月はだいたいこんな感じだった。 
 7月度報告にて、再履メンの存在が明らかになり、成績面の脆弱性が示唆されているマケ論。 しかし問題なのは成績だけではない。 マケ論チーム全員が、実は、なんと、驚くべきことに、英語ニガテ…英論読むの辛い…どうしよ…
 8月の暮れに、マケ論チームのトマホークと名高い羽佐田氏の出演する演劇を鑑賞した他メンたし。
 これを契機に気持ちを入れ替え、9月から追い上げていく、はずである。 まずは合宿の中間発表を何とかしないとね☆
松山

09月 テーマを訪ねて三千里

第1話 むじょう
 一切は無常である。 8月下旬、マケ論チーム内で栄華を極めたワンタイムオファーは、夏合宿の中間発表において存在そのものの曖昧さが指摘され、灰燼に帰した。 あゝ、無情。 「ワンタイムオファーは、あります!」

第2話 フロンティアスピリッツ
 夏合宿を終えて尚、テーマ失えど尚、我々は諦めない。 我々を突き動かしていたのはおそらくフロンティアスピリッツであろう。 ゼロからテーマを掘り起こす様はまさに開拓者然としていた。 そうして掘り当てたのが 「共創研究」 であった。

第3話 共創との闘争
 「共創研究」 と向き合う我々であったが、思うように進まない。 手探りで暗闇を彷徨う日々、究極のランジェリーだけがただひたすらに眩しかった。 吹き抜ける風が10月の足音を運ぶ。
羽佐田

10月  ついに・・・。

 街路樹の葉も日ごとに赤や黄色に彩りをましていますが、皆様もお変わりなくお過ごしですか。 お久しぶりのご登場、マケ論ユニットリーダーの森田と申します。 マケ論が始動した6月には、土で眠っていたセミも気がついたら儚い命の終わりを迎えておりましたとさ。 10月になってもテーマすら決まらずマサラタウンにいた我々は、「Co-Creation」 というテーマ案に最後の望みをかけ、10月5日から2泊3日の短期集中合宿が、メンバーである中原宅で開催されました。 そして、我々が絞り出した仮説に対して、小野先生から 「今までで一番いいんじゃない」 ということばを頂き、ここからのマケ論の逆襲は、モミアゲがふんぞり返る程でございました。
 それから1週間後には、調査を開始し分析を回すことができ、本文も順調に書き進められにけり。 4つのチーム中で圧倒的ビリを誇っていたマケ論が、いつの間にか一番前を進んでおりました。 明るいスポットライトが当たるために、その分暗い影も必要なんだということを4人で信じて歩いてきたマケ論の脚力は、たかみさ (高見盛) のそれに比して、水準が高くなっておりました。 この脚力で11月も突っ走ることができるのでしょうか。
To be continuedです

11月  ヘルベチカ・スタンダード

 とうとうマケ論報告会の開催される11月に突入した。 たかみさの脚力に比して高い水準の脚力を手に入れた僕たちマケ論は、マサラタウンからチャンピオンリーグにまで歩を進めていた。 11月のマケ論と言えば、絶望的と思われた商学会賞への提出を果たし、11期マケ論の頼もしい先輩に支えられつつパネルを制作し終え、本文を書き上げ、小野先生に支えられつつもマケ論発表用パワポを制作し終える…。 日々苦しい戦いを強いられつつも、これらの 「三田祭四天王」 をやっつけ、目前に見据えるは本番の発表、つまり、「チャンピオン」 のみとなったのであった。
 ここまで到達することのできた4人に死角なんてないと思っていた。 …そう、発表2日前迄は。 僕たちは忘れていたのだ、マケ論チーム全員が代表職に就いているということを。 あるものは三田祭ブースの準備に追われ、あるものは三田祭冊子の編集に追われ、また、あるものは入ゼミパネルの制作に追われ…。 結局、発表前日は満足に集まることができず、発表当日もみんなで合わせることができずじまい。 普通だったら不安になる、そんな状況でも、発表直前のみんなの表情に陰りなんてなかった。 ここまで頑張ってきた僕たちならできる、そういう故無き自身が僕たちを奮い立てていたのだ。
 そんなマケ論の、
20分にわたる長いようで短い 「チャンピオン」 との最後の戦いが、いま幕を開ける……!!!! (中原


発表会当日のスケジュール



報告会日時: 2014年11月21日(金)
報告会会場: 三田キャンパス 南校舎ホール

タイテーブル:
印刷可能なタイムテーブル→
11:50 発表者集合

12:00 報告会開会の辞 (堀越先生
(本年度ホストゼミ)

12:10 斎藤通貴研究会 研究報告
        指定討論者: 高橋先生・堀越ゼミ生・高田ゼミ生

12:45 里村卓也研究会 研究報告
        指定討論者: 小野先生・高橋ゼミ生・小野ゼミ生

13:20 鄭 潤チョル研究会 研究報告
        指定討論者: 高田先生・小野ゼミ生・堀越ゼミ生

13:55 堀越比呂志研究会 研究報告
        指定討論者: 斎藤先生・高田ゼミ生・里村ゼミ生

14:25  休憩(30分)

14:55 高橋郁夫研究会 研究報告
        指定討論者: 堀越先生・斎藤ゼミ生・鄭ゼミ生

15:30 小野晃典研究会 研究報告
         指定討論者: 里村先生・濱岡ゼミ生・斎藤ゼミ生

16:05 高田英亮研究会 研究報告
        指定討論者: 堀越先生・里村ゼミ生・濱岡ゼミ生

16:40 濱岡 豊研究会 研究報告
        指定討論者: 里村先生・鄭ゼミ生・高橋ゼミ生

17:10 報告会閉会の辞(斎藤先生(次年度ホストゼミ)



発表会当日の模様


 2014年11月17日(月)に本文と発表資料を完成させて、私たちは本番である11月21日(金)まではみっちり発表練習をできると思っていた。 しかし、今年のマケ論メンバーは、本務代表、入ゼミ代表、外務代表という役職に就いていた。 そのため、本番までの間、それぞれの仕事に追われ、ろくに練習ができなかった。 結局、全員で通して練習をすることができず、本番を迎えることになってしまった。
 そして、2014年11月21日(金)12:00 三田キャンパス南校舎ホールにて、僕たちが約6ヶ月続けてきたマケ論の集大成となる舞台が幕をあけた。 自分たちの発表は、15時30分であり、それまでの3時間30分の間、自分は、繰り返し頭の中で、発表練習を繰り返していた。 そして、あっという間に時間は経ち、私たち小野ゼミのプレゼンが始まった。 最初のプレゼンターは羽佐田であった。 発表が始まった途端、壇上の真ん中に立ち、たった一言で一気に聴衆を引きつけ、「はじめに」 を魅力的にプレゼンした。次のプレゼンターは、中原であった。 アニメーションを自在に操り、「概念モデルの構築」 をプレゼンに、聴衆が聞き入っていた。 3番目のプレゼンターは、松山であった。アナウンサーのスカウトがいたなら、指名1巡目になるであろう滑舌の良さで 「実証分析」 を分かりやすくプレゼンした。
 こうして、無事に発表が終わることができた。 去年、自分が小野ゼミの発表を見て、堂々たる発表ぶりに憧れを抱いたが、今年の2年生は、僕たちの発表を見て小野ゼミに入りたいと思って頂けただろうか。
 この半年間、楽しいことよりも、苦しいことの方が多かった。 しかし、プレゼンが終わり会場から拍手をもらうと、その苦しいことも全てこの瞬間のためにあったんだということを感じることができた。
 最後に、小野先生や先輩方の助けがなければ、マケ論が無事に終わることなど出来なかったであろう。 この場を借りて、改めて感謝の意を表したい。 ありがとうございました。 この経験を活かし、来年の13期生を支えていきたいと思います。


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堀越先生の開会のあいさつ!
トップバッターを務めるのは、はさでぃー!
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概念モデルの構築は、ゆうとくん!
分析結果は、松山!
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とりを務めるのは、森田!
里村先生には、とても参考になるコメントを
いただきました。ありがとうございました!
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他ゼミ生からの質問に的確にこたえるゆうとくん!
蓮岡さんは、里村ゼミの発表へのコメントを
引き受けてくださいました。ありがとうございました!
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内藤さんは、鄭ゼミの発表へのコメントを
引き受けてくださいました。ありがとうございました!
里村ゼミ生の発表にコメントを
なさっている小野先生!
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小野先生、最後までご指導いただき、
ありがとうございました!
発表が終わって、ほっと一息!
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こちらは、新旧外務代表コンビ!
二人とも良い笑顔!
こちらは新旧入ゼミコンビ!
決まってます!
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発表までこぎつけることができたのも先輩方のおかげです。本当にありがとうございました!
マケ論メンバーと有志で打ち上げ!
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乾杯の音頭は、論代森田!
気を取り直して、乾杯!
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松山、顔が死んでる笑
このような会を企画してくださった皆様
本当にありがとうございました!
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マケ論のみんなお疲れ様でした。
お越しくださった皆様、誠にありがとうございました!

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研究を
終えて

羽佐田智也
 11月21日(金)午後、衆議院が解散された・・・。 あと、マケ論の発表が終わった。
 各党が 「師走選挙」 に向けて慌ただしく走り出す中、私の身の回りはと言えば、水を打ったように静かである。 マケ論発表から5日が経った。 毎日毎日夜遅くまで大学に籠り、時には合宿までして作業に勤しんだマケ論チームが約6か月間の活動を終えた。 しかし、私は寂しさを感じない。 思えば、中学の部活動の最後の大会、高校の部活動のコンクール、サークルの本公演、どれだけ頑張って取り組んでいても、終わってみると寂しさなどなく、思いに浸ることもなかった。 そう、私はドライな人間なのだ。
 マケ論チームの大きな特徴は、テーマが10月まで決まらなかったことであろう。 マケ論が 「終わった」 ことで感傷に浸ることは特に無いが、チーム発足から発表に至るまでに思うこと、感じることは数多あった。 テーマが決まらない中、頻繁にマケ論チームへ顔を出して一緒に悩んでくださった11期マケ論代表の蓮岡さん、添削などたくさん助けてくださった11期生、院生の先輩方、ありがとうございました。 そして、7月の相談から、添削に至るまで、テーマの決まらなかった我々を見捨てず、ご指導くださった小野晃典先生、本当にありがとうございました。 今後ともご指導ご鞭撻お願いいたします。 多くの人から筆舌に尽くしがたいほどのご助力を頂きました。
 さらに、マケ論チームの特徴を挙げるならば、本務代表、入ゼミ代表、外務代表と各所で代表を務める男たちが集結した代表チームであったということだろう。 松山、中原、それぞれみんな魅力があり、強い人間だった。 思えば、私は、いつも仲間に恵まれる。 本当にありがとう。


松山峻典
 小野晃典研究会第12期マケ論チーム。 その始まりは、いつだったかのグル学のトイレの前であった。 役職が決まってすぐのある日、どの論文チームにするかいろいろ迷い中だった自分は、何気なく、フィーリングで、赴くままに、マケ論がいいなと、本当に何となくそう思った。 そのままの勢いで論文を一緒にやろう、と声をかけたのを今でも覚えている。 この何となくは、自分にとっては最良の選択へと繋がったのだと、今では確信している。
 実際に活動が始まってからというものの、マケ論チームは順調に思えた。 インカレディベートを共に乗り切った羽佐田と、パワポが得意で責任感の強い中原がメンバーであり、周りからも自分自身も、このチームは安泰だろうと思われていたし、思っていた。けれどもそんな予想はすぐに打ち砕かれた。 最初にして最大の壁、テーマが決まらない、である。 どのチームも春学期の本ゼミが終わる日までに (最後の本ゼミ、自分は高熱と声が出なくなって休みました) テーマを決めていたのに、マケ論だけは決めることができなかった。 ふぅ、テーマが決まらなかったことは仕方がない。 まずはテストを全力で終えて、夏休みからの活動を全力で頑張ろう。 きっと頑張れば、テーマは決まるだろう。 自分の中にそういう甘い考えがあったのは紛れもない事実だ。 焦りが薄く、英語が苦手ということも相まって、この時期の自分が一番マケ論チームに迷惑をかけていただろう。
 だが、そんな自分にも焦らざるを得ない時期になった。 夏合宿である。 ここで発表したワンタイムオファーというテーマは、自分たちには魅力的に見えたし、意義のある研究ができるものだろうと確信していた。 けれども合宿での中間発表で先輩方から、「タイムセールと何が違うの? (タイムセールは7期マケ論で既に取り扱っていたテーマである)」 とご指摘を受け、全てが白紙に戻ってしまった気がした。 また1からやり直しである。 その時の自分は、いつも以上に仕事に打ち込むことで、この事実から目を背けていた。 しかし合宿の最終日、小野先生から 「もっと人に仕事を任せると出世できるよ」 と、冗談交じりなお言葉を頂いた。 きっと、何気ない一言だったのだろうけれど、その時の自分には、何か心に来るものがあった。 いろいろ考えているうちに、その言葉には 「仕事に逃げてんじゃねーよ、もっと大事なことあるだろ」 という意味も込められている気がしてしまった。 追い詰められた自分の妄想力は、誠に偉大である。曲解も甚だしい。 おそらくたぶんおよそ絶対、小野先生がこんな意味でお言葉を下さったのではないことは、自分ももちろんわかっていた。 それでもこの妄想は、「マケ論の活動に打ち込まなければいけない」 という、自分を奮い立たせる起爆剤として機能していた。 紆余曲折を経まくってはいるものの、合宿を通じて、自分のマケ論活動への本気度は、最高潮に高まったのである。 自分の本当の意味でのマケ論活動は、ここから始まったとも言えるだろう。
 こうして遅ればせながら、心身ともにマケ論に全力で取り組み始めてから幾ばくか経った後、ようやくマケ論チームのテーマが決まった。 結果として、序盤にお世話になった 「共創」 のテーマとなった訳だが、そこからはトントン拍子で論文が進んでいった。 1週間で仮説が決まり、1週間で調査票が完成し、1週間で調査が終わり、1週間でほぼ形になって、1週間で商学会賞へ提出することができた。 マケ論の活動は、こうして文字に起こすとなおのことアッサリと感じるが、これだけの短期間で進むということは、チームの全員が本気で取り組んだ証拠だとも言えるだろう。 そして何より、ご協力してくださった先生や先輩方の支援があってこその成果だと考えている。
 こうして奇跡の大逆転に成功した自分たちに残された課題は、報告会の場で最高のプレゼンテーションを行うことだけであった。 早め早めから資料を作成しており、何度も手直しを加え、何度も論文と向き合ってきた自分たちにとって、論文の内容を伝えるための発表のハードルは、予想以上に低く感じられた。
 そして報告会当日。当日は、朝から三田祭冊子の編集補助、ということで練習の時間をとることはできなかった。 ところで自分は周りの人たちから、あまり緊張しないタチだと思われているようだが、そんなことはない。 たぶん、発表の前はチームの誰よりも緊張していた。 特に、発表直前の次ゼミ待機席に座っていた時は、なかなか感慨深いものがあった。 発表を待ちながら、昨年の同じ日に小野ゼミ11期の発表を見た際、 「あぁ、他とは違うな」 と感じたことを思い出していた。 果たして自分は、聴衆に昨年の自分と同じ感想を抱かせる発表ができるのだろうか。 こんなことを考えていた。 また同時に、昨年憧れた人たちと同じ立場に今こうして存在していて、在りし日の自分の期待を背負っているような錯覚さえ感じていた。 小難しい言葉が並んでしまったが、つまるところ、色々な感情が頭をよぎり、自分の緊張は最高潮に達していた。 が、いざ始まってしまえば何ということはない。 自分の論文活動への想いが、自然と口からこぼれ、言葉を紡いでいく。 自分が一番発表する時間を長く配分されていたものの、それでは足りないくらいに、想いが溢れていた。 残り発表時間5分ちょうど、予定通りに自分の発表を終えた。
 いざ発表が終わってみると、あまり思うところがなく、少々驚いていた。 発表前にあれだけ浸っていたから、当然と言えば当然なのだが。 こうして長いようで、実際には凝縮されていたマケ論の活動は、幕を閉じたのであった。 ここからは、お世話になった方々へ一言述べたいと思う。
 中原。 色々合わない人でした。 本当に挙げればキリがないくらい、何もかもが合わなかったです(笑) 同じ論文チームで、同じ目標に邁進していることは、理解していています。 気持ちは同じでそこに向かって進んでいる、それなのにここまで合わない人とは、もう人生で会う機会はないんじゃないでしょうか。 色々気にくわないことがあったと思うけど最後までありがとう。 こんな書き方だと、めっちゃ仲が悪かったように思われる方が123%くらいいそうですね。 けれども、合わないから嫌い、ではないです。 いつも、こんな考え方、こんな方法があるのか、と驚かされていて、すげーなって思うことがたくさんあっただけです。 あ、何度でも言うけれど、日高屋は美味しいですよ。
 羽佐田。 的確な指摘をくれる人でした。 自分と羽佐田の2人が中心になって分析をしたのですが、その時3回ほど開催された非公式企画羽佐田家分析集中合宿 (今命名) は、男2人で長い夜を明かしたこともあり、思い出深いです。 テーマ決定後の勢いを殺している余裕がなかった自分たちは、分析で躓きたくありませんでした。 他のチームが頭を悩ませていた分析を切り抜けて、突っ走り続けたことは、マケ論快進撃の成功要因の中で、かなり高い順位を誇っていると思います。 そんな分析のための非公式企画羽佐田家 (以下略) は、今んとこ小野ゼミでの印象に残った体験、堂々の第1位です。 なんか羽佐田へ、ではなく非公式 (以下略) の感想になっておりますが、言いたいことは羽佐田とならどんなにキモイ虫が出てきても倒せそう、と言うことです。
 そして小野先生。論文活動の最初から最後までお世話になり続けました。 12期の中では、一番小野先生とお電話させて頂いている自分が、論文の内容についてのお電話を致した際に、取り乱したことが多々ありました。 そんな時も、小野先生は、自分の平静を取り戻させるような的確なアドバイスをたくさんしてくださいました。 それだけでなく、迷走しがちな自分たちをいつも導いて頂き、本当にありがとうございます。 柄にもなく取り乱している様は、些か滑稽だったかと思います (笑) 論文活動には、一先ず区切りがついたかと思いますが、今後も本務体表としてゼミを支えて参りたいと思います。 末永くよろしくお願い致します。
 最後に、小野先生への謝辞で締め括りたいと思います。 12期マケ論チームとして、お世話になりました。 本当にありがとうございます。


中原裕人
 「やっと、ついに、とうとう、我々マケ論チームの5ヶ月におよぶ三田祭論文執筆活動が終わりを迎えた」(12期マケ論, 2014, p.2)。 本当に、「やっと」 であり、「ついに」 であり、「とうとう」 である。 いま私が感じているこのえも言われぬ気持ちは、きっと論文を書き上げたもののみにしかわかるまい。
 6月下旬 (くらいだったかな?)、マケ論の活動がはじまった。 はっきり系男子・羽佐田と、すばやい系男子・松山。 うわーこれまた個性的な男が集まったなーと思った。 このメンバーなら順調に進むんじゃね? なんて、あの頃は論文執筆を楽観視していたものであった。 …しかし、それは間違いであった。 テーマ決めの頃のマケ論といえば、満足について知りたいと思ったり、ロスリーダーに近づきたいと感じたり、ワンタイムオファーなんてものに惹かれたり、レコメンデーションに恋をしたり、つまり、マケ論は浮気性の男揃いのチームであったのだ! そんな浮気の激しいマケ論が、一途に向き合う研究テーマを見つけるなんてことをできるはずもなかった。 それゆえ、マケ論は夏休みの間にたくさん集まったが、夏合宿の中間発表においてなーーーんにも成果を出すことができなかった。 飛び交う酷評。 努力の成果があれだけ全く出なかったのは、人生で初めてであった。 いま思い返せば、夏休みにマケ論がしていた 「議論」 は、「議論」 なんかではなく、論文の上辺をなぞるだけのもので無意味なものであった。 ひたすら猛省である。
 その猛省を活かし、マケ論が 「浮気をやめなければ!」 と気付いたときには、もう10月上旬になっていた。 このままテーマが決定しなければ、マケ論は解散させられて、全員放ゼミになってしまうのではないか、ということを本気で心配することもあった。 そんな危険な状況を打破するために、我が家で睡眠時間をギリギリまで削る2泊3日の集中合宿を行った。 3日間、みんなでひたすら論文を読み込み、ひたすら論文について語り合った。 あのとき、マケ論生活ではじめて 「議論している!」 という気持ちを抱いたことを未だに覚えている。
 集中合宿後、やっとのことで明確な問題意識を見出すことができたマケ論の大逆転劇がはじまった。 その頃は、もう10月中旬であった。 論文の方向性が定まった日から論文の〆切日まで約1ヶ月しかなかったが、怒濤の勢いで論文を書き進め、どうにか〆切に間に合わせることができた。 そして、マケ論当日は、普段の練習の成果が十分に発揮され、これ以上にないほど満足できる最高のプレゼンテーションを行うことができた (実は勝手にひとりで 「オレがベストプレゼンテーション賞を受賞したるで!!」 くらいの気持ちでプレゼンやってました笑)。 このように、ダントツドベでどうしようもなかったはずのマケ論が、どうにかこうにか論文執筆活動を終えることができたのも、小野晃典先生や多数の先輩方の支えがあったからにほかならない。
 ここで、お世話になった方々とマケ論メンバーへ、拙い文章ではありますが、感謝の意を述べさせていただきます。
 まず、小野晃典先生。 先生は、未熟すぎた私たちを見捨てることなく、激励の言葉をかけてくださりながら、いつも熱心に指導して下さいました。 「テーマがこんなにも決まらない」 初めての論文チームとなってしまい、お恥ずかしい限りですが、それでも諦めずに論文と向き合ったおかげで、言葉にはできないほど多くのものを得ることができました。 このご恩は一生忘れることができません。 先生の 「諦めずに頑張る君たちは、尊敬に値する。」 という言葉に、どれだけ元気を与えられたか計り知れません。 本当にありがとうございました。 これからも、ご指導よろしくお願いいたします。
 大学院生の方々。 ときに厳しく、ときに優しく、本ゼミやサブゼミでたくさんのフィードバックをしてくださいましたね。 先輩方の手厚い指導のおかげで、マケ論は論文執筆活動を無事終えることができました。 本当にありがとうございました。
 11期の先輩方。 アドバイスをしにグル学に来て下さったり、ご飯に誘って下さったり、差し入れを持ってきて下さったり、進捗が悪すぎて落ち込んでいたマケ論をいつも支えて下さいましたね。 特に、蓮岡聡美さん。 蓮岡さんとは、深夜に論文について語り合ったり、添削をしていただいたり、精神的に支えて頂いたり…、感謝する点が多すぎてここにはきっと収まりません。 今後、僕の態度をもって、感謝の気持ちを示させて下さい。
 最後に、半年間を共に過ごしたマケ論メンバーへ。
 まつやま: タイピングがはやい、まつやま。 情報処理がはやい、まつやま。 日高屋のことを愛してやまない、まつやま。 なかなか食の趣味が合わず、かなり多くの回数もめた (というほどでもない) けど、おかげでいっつも飯食いにいくときの盛り上がり方やばかったよね笑 もはや、いい思い出です笑 分析お疲れさまでした! ありがとう! これからは、入ゼミのサポートをよろしくね!
 はっさん: いつでもビシッと意見を言える、はっさん。 はっさんのコトダマパワーには、何度圧倒されたことか! はっさんは集中合宿のときに、ダウンしそうになったみんなを叱咤激励してたのが印象的です。 あのとき、はっさんがみんなを踏ん張らせなかったら、たぶん論文は終わらなかったと思ってる! あのときは、みんながつらいのをわかってて、それでもなお厳しく激励してくれてありがとう。 あと、マケ論の本番、はっさんのかっけープレゼンの次に自分がプレゼンできて嬉しかった!
 以上、とにかくマケ論に関わって頂いた方々、全てに感謝しています。 本当に本当にありがとうございました! これからもご指導よろしくお願
いいたします!


KSMS International Conference


 KSMS、それは昨年から始まった英語論文プロジェクトである。 昨年は12期英論チームが参加したから今年は13期英論チームだよね!と誰もが思っていた。 しかし、13期は海外学会に出場したいものの、肝心の論文がまだできていない!? ならば12期が先輩らしくカッコつけて準備をして、海外学会の経験を積ませてあげようではないか!
 ということで、論文の内容→
12期マケ論、Abstract&資料&原稿作成→12期、発表13期有志という変則チームのはじまりはじまり!!
 え、発表
13期なのに何で12期の私がここの文章書いてるかって? そうです、私が発表をしたからです。 13期生は海外学会に行ってはみたいものの、いざ三田論が佳境に差し掛かると思っていた以上に余裕がない…。 行きたいんだけど三田論が…。 となってしまいました。 そこで題材元である12期マケ論チームから、私と羽佐田が急遽13期に変わって韓国の地へ赴くことになったのでした。 登録等を済ませた後での変更でしたので、名前とかは全部13期生のままです。 羽佐田君は13期女子の名前を借りることになりましたけど、ローマ字だからバレないバレない?!
 さて、そんなドタバタ韓国遠征でしたが、私にとってはとても貴重な経験となりました。 英語が壊滅的な私は、このような経緯でなければゼミを代表して海外で発表をするなど到底できなかったことでしょう。 思わぬ好機に恵まれた私は、自身の卒論の進捗も顧みず、文字どおり体当たりで活動に臨みました。 そんな無茶を敢行できたのも、一重に皆様の協力があってこそでした。
 資料作りに携わってくれた
12期生、共に発表した13期生、そして私の拙い英語資料をお忙しい中何度も添削してくださった小野先生、本当にありがとうございました。 松山

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空港には見送りの13期生が大集合!
昨年と同じく、ソウル地下鉄で足止め
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13期生3人は到着早々、焼肉!
その晩遅く、14期生2人も無事到着!
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朝食昨年と同じお店!
そして、延世大学に到着!
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Keio-GAMMAシンポジウムの始まりです!
小野ゼミのトップバッターは羽佐田!
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二番手は13期・西森!
三番手は松山!
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質疑応答も盛り上がりました!
終わった後のこの笑顔!
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先生とサンディもお疲れさまでした!
他ゼミの皆さまもお疲れさまでした!
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学会が終わったら懇親会です!
先生とお知り合い。
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二次会はホテルで!
部屋飲みも盛り上がりました!
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翌日は、表彰式です!
韓国式のランチもご馳走になりました!
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ゼミや大学を超えて盛り上がりました!
こちらは先生方のテーブル。
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その夜、繁華街に繰り出して・・・
最後の晩餐もやっぱり焼肉 w
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色んな種類をひたすら焼きます!
プレゼン成功の余韻に浸りつつ、パクリ!
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それと、おなじみの爆弾酒!
ホテルに帰ると、三田論を頑張る後輩たち!
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翌朝、東大門に行ってみました!
12期生2人はミシュラン一つ星のお店へ!
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そして、スーパーでお土産を!
楽しい出張でした!

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第12期 マケ論研究プロジェクト・メンバー:
羽佐田智也
松山峻典
中原裕人

2019226

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