題字 「関東十ゼミ討論会」
2003年度

ブランド マーケティング

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流通研究プロジェクト

2003年度十ゼミ討論会流通研究論文(全文ダウンロード)
慶應義塾大学商学部 小野晃典研究会 第3期
新製品研究プロジェクトチーム (2003)
 「ブランド拡張の有効性 〜ブランド拡張の消費者意思決定プロセスへの影響〜」

 (PDFファイル 682KB)


流通研究プロジェクト 研究を終えて

小出摩美
 十ゼミ論文プロジェクトの流通班代表として活動した約半年間。 これほど苦悩し、落ち込み、肌荒れを繰り返した日々は今までなかったのではないか。 それでも流通班から得たものは計り知れないし、「ほんとに流通班で論文を書けて良かった」 と心底言える。 あの怒涛の日々に戻りたいとは夢にも思わないけれど。

 広告班、新製品班、流通班、そして電論。 小野ゼミ3期の論文プロジェクトは4つのグループでスタートした。 各グループのメンバー決めには困難を極めたけれど、ひとつとして似た雰囲気のグループはなかった。 流通班の特徴をひとつ挙げるなら、それは 「リーダーらしからぬリーダー」 の存在であろう。 今までどの集団においてもリーダーという職を経験したことがなく、横から下から好き放題意見を言ってきた私にとって、5人をまとめる立場に立って論文を仕上げていくという責務は予想以上に厳しいものであった。 「リーダーって何?」…この問に対する答えを求め悩んでいるうちに、哲学の本を読み出したり、『つきあいの心理学』 という本をメンバーにそっと手渡されたり、メンバーに夜中に電話して泣きついたりと大変手のかかるリーダーっぷりを発揮してしまったように思う。

 精神的にも肉体的にも極限状態に陥った日々から、私は、物事を客観的に捉えることの難しさ、コミュニケーションの難しさ、既存の理論を突き崩すことの爽快感、議論から新たな考えが生まれた時の充実感、共同執筆の難しさ、校正の重要性…など身に沁みて感じることが出来た。 流通班は班内トラブルが多いことで有名 (その発端は私であることが多い) かもしれないが、その都度 真正面から話し合って解決してきた。 そんな修羅場を乗り越えたからこそ、満足のいく議論が出来たし、論文に絶対の自信を持つことが出来たのだと自負している。 そして、これらの経験は確実に、薄っぺらい私の学生生活を分厚く深みのあるものにしてくれたように思う。

 このように振り返ると自分の至らなさばかりが目につくけれど、半年間支え合い、刺激し合いながら論文を書き上げた流通班のメンバーに心から感謝したい。 そして、何よりも小野先生への感謝の念は筆舌に尽くし難い。 徹夜でアンケート作りを指導して下さったあの夜のことは忘れられません。 本当にありがとうございました。


高木研太郎
 十ゼミ討論会という1つの大きなプロジェクトが終わって得られたことは何であるか、しばし考えてみた。 すると、達成感というキーワードが自然と浮かんできた。

 達成感・・・、ありきたりな言葉である。 しかし、このありきたりな言葉には実に多くの出来事、思いが含まれているものである。

 我々5人 (小出、高木、田中、矢野、渡部) は、十ゼミ流通班のメンバーとして、約5ヶ月間、プロジェクトを完成させるために頑張っていたのだが、論文を作成する上でいくつもの問題点が生じた。

 その問題点とは、

 テーマ決めの難航・・・、班内の意見の食い違い・・・、メンバーの不和(?)・・・、難解なアンケート作成等々・・・

である。

 本当にこれらの問題には頭を悩まされた。 他のメンバーもみな苦しんだことであろう。 しかし、1つの大きな目的を果たすためには、これらの問題は解決していかなくてはならない。 それは他のメンバーも様々な局面で感じていたようで、メンバー皆が問題解決のために努力し、紆余曲折はあったものの、1つ解消され、また1つ解消され、と順調に問題を解消させていくことができ、論文作成の大詰めである10月・11月にはとてもいい雰囲気で論文を作成することができるようになった。

 数々の問題を抱えながら進めていた班ではあったため、周りからは大変そうに見えたかもしれないし、確かに大変ではあった。 しかし、その困難を乗り越えた先の我らが流通班は、チームワークもよく、論文作成も非常にスムーズに進んだ。 そして、論文が完成したときの達成感・充実感は、いろいろな困難を乗り越えてきただけあって、とても大きなものとなった。

 達成感・・・この言葉はあいまいな表現であるがゆえに便利で、多くの人が用いている言葉かもしれない。 しかし、私がここであげた 「達成感」 は、多くの人が用いている達成感とは全く違った、大きな意味のあるものだと思う。 そして、この達成感の源泉となった論文作成期間の日常を忘れず、これからの自分に活かしていきたいと思った。

 最後になったが、親身になってご指導下さった先生、心より感謝の意を表したい。


田中成幸
 半年にわたる論文の執筆活動でしたが、今振り返ってみるとそこまで大変だったという印象は無いような気がします。 確かに徹夜でパソコンの画面と半日以上にらみ合いを続けたり、グループ学習室に6時間くらい座りっぱなし、ということはありましたが、私にはそのようなつらい経験よりも、あの期間中に自分にもっとプレッシャーをかければもっと成長できたのではないか、という気持ちの方が強くあるためです。 もちろん、だからといって論文の出来が不完全燃焼かといえばそれは全く当てはまらないことで、おそらく他の3つの論文と比べればその出来のよさは頭ひとつ分くらい抜け出しているのではないかと自負しています。 これはひとえに有能なグループのメンバーと毎晩のようにアドバイスをいただいた小野先生のおかげです。 彼らの存在のおかげで半年間、楽しくやることも出来たし、普段目を背けがちな事実にも正面から向き合うことができました。その点で、論文の執筆も私にとって大きい価値を持つものでしたが、彼らから受けた影響、その価値はもっと大きかったと言えるかもしれない。 執筆を終えたときも、面と向かって 「ありがとう」 とは言えなかったけれど、この場を借りてその感謝の気持ちを書き足しておきたいと思います。

渡部紗弥香
 新流通班、それを一言で表すなら、「バランスの取れた班」 だったと思う。 ここで言う “バランス” の意味は、各個人のキャラクターの凹凸が上手くはまるメンバー構成だったということだ。

あるグループワーク日の1コマを、ここでご覧に入れよう。

―着々とグループ学習室の一角に集まってくる流通班メンバー。―

わたさや 「けんちゃん、ここの意味が分からないぃ。 もう一度教えてください!」

けんちゃん 「はいはい、ここはね…。」 けんちゃん、丁寧に分かりやすく説明してくれる。

 その傍らで、黙々と文献を読み主張を固めているやのこ。 熱い議論を戦わせている、こまみ&たなちゅー。 この2人は、勉強量・知識量に裏打ちされる意志・主張があるので、なかなか…平行線状態。

―そこで、助っ人・けんちゃん登場―

 けんちゃんが意見の集約を図り、その論議内容をやのこ・わたさやが必死で理解しようと努める。

 こんな光景が頻繁に見受けられた。 つまり、自分の断固となる意見を持ちつつも、各自がお互いの足りない部分を補い、歩み寄ろうという意識が高い班であった。

 その熱い絆をさらに深めたのが、ある日の緊急ミーティングだった。

 なかなかスケジュールが合わなく参加頻度が少ないメンバーがいることで、このままだと、全メンバーの 「共同作業」 と言い難い論文になってしまう、という問題が生じてきたのだ。 急遽、メンバーを集めてのミーティング。 お互いの十ゼミ論文に対する意識の持ち方、更には、なぜエグい小野ゼミに入ったのか、というところにまで踏み込んで追及し合った。

 こうして本音でぶつかり合い、「誰1人欠けずにみんなで論文を書き上げよう」 というメンバーの思いに、私は目頭が熱くなった。

 マーケティング研究のみならず、メンバーみんなが同じ意識、方向性を見据えて活動していくことの難しさを体験できたことが、一番の収穫であった。 メンバーと向き合うこと以上に、自分という人間と向き合った日々だった。 就職活動と活動日が被ってしまい、メンバーに対して 「申し訳ない」 という罪悪感を感じる日々。 その分、参加できる時にはできる限り貢献したいと思うのだが、なかなかアウトプットができない自分に苛立ち、焦り、悩む。 そんな私の思いを受け止め、応援してくれたメンバーの懐の深さに、ここで敬意・感謝の意を示したいと思う。 また、私達の論文の進行状況をいつも気にかけ、温かいアドバイスをくださった先輩方、どうもありがとうございました。
 そして、論文執筆全般において多大なバックアップをしてくださった小野晃典先生に、この場を借りて、深く感謝の意を示したいと思う。

矢野佳美
 小出さん、高木くん、田中くん、そして渡部さん、お疲れ様です。 私も含め、このメンバーで仕上げた流通班の論文はある意味奇跡ですね。 十ゼミの活動では、普段のゼミ活動からでは味わえないようなことを沢山経験したし、私も色んなことをやらかしました。 そんな中で完成したこの論文…凄いな、と思います。

 そして、今年はホスト校としての役割を見事に果たし、討論会の運営を仕切ってくれた十ゼミメンバーのみんな、本当にありがとう&お疲れ様です。 論文と平行しながら運営の仕事、更には普段のゼミ活動もこなすみんなの後ろ姿…眩しかった★ ここで得た経験、絶対イイ方向に生かしたいと思います。

 最後になりますが、どこまでも温かく親身になってご指導くださいました小野先生&2期生の皆様、本当にありがとうございました。

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2004223

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