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研究をおえて
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幹事たちの写真をクリック! 彼らの研究後記にジャンプします
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さかい
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いとう
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なかじま
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論文発表から数ヶ月たった今、振り返ってみると三田祭論文発表を通じて自分はさまざまなことを知ったと思う。 それは単なる知識ではなく、今後の人生の中で生かされる経験である。 論文発表は概して 『なぜだろう』 という疑問に対する答えを見つけ出すことの楽しさ、体系的な枠組みを構築することの楽しさ、そしてチームを組んでやる楽しさの3つを教えてくれた。
まず、「なぜ」 という問いに対して答えを見つけ出すことの楽しさを教えてくれた。 これは研究対象が、消費者行動という自分の身近なところで起きていることを取り扱った学問であったからこそだと思う。 自分がある店に行った、そして何かの製品を買った。 そんな日常の行動がすでに研究対象である。 だから問いに対する答えも自分自身の経験を元に見つけ出すことが可能なため、研究に対してもとても親近感が持てたのである。
次に自らの回答を体系的な概念枠組を構築することの楽しさである。 ものごとを一般化させて考えるという行為に不慣れであった自分にとって、一般化したものをさらにモデル化した概念枠組を構築するということは当然未知の世界であった。9月中は前述のような「選ぶ手間が省けるから」といった理由で消費者がセット販売製品を購入するのではないか、というアイデアはあったものの、それを一般化された形で表現できずにいた。 そんなときに出会ったのがBettmanの消費者情報処理理論やFishbeinの多属性態度モデルであった。 それらのモデルを援用し、それぞれの購買規定因を属性として捕らえることによって概念枠組みを構築することができた。
この経験を通じては抽象概念を取り扱うことの崇高さである。 高校で教えてくれた数学は抽象概念を取り扱う学問であったが、自分たちで一般化した秩序を見出すということはなかった。言い換えるならば 「問題を解く」 という楽しさはあったものの、「何かを作る」 というような楽しさがなかったのである。 いわば創造性を問われることによってハイレベルな知的好奇心を満たしてくれたのである。 このようにいうとなにか難しいことをしているようではあるが、なんら難しいことではない。 単に現代社会において必要とされる問題解決型思考やロジカルシンキングを 「消費者行動論」 という分野の中で行っただけのことである。 ゼミではそれらのような処世術は明示的に取り扱うことはなかったが、暗黙的に理論的に考える能力を与えてくれたと自信をもっていえる。
最後にチームの楽しさである。9月の1ヶ月で概念枠組を構築したのが、この尋常ならぬスピードはメンバー全員が一丸になって取り組めたからである。 メンバーの1人が、「選ぶ手間が省けるから買うのだと思う」 という意見を言ったとき、自分が近視眼的になっていたことにひどく衝撃を感じたのを覚えている。 他のメンバーがBettmanの消費者情報処理理論についてのレジュメを切ってきた日に、これは使えると思い、一気に枠組みができた。 「3人 (4人) 寄れば文殊の知恵」 という故人の言葉を自らの経験を通じて知った。
そしてメンタル面で弱い自分が、途中で逸脱することなくリーダーとして3ヶ月頑張り切れたのもメンバーがいたからである。 幸いにも良いメンバーに囲まれて集中した環境で勉強できたことは、自分にとって幸せなことであった。 三田祭の前日には、自分の誕生日を祝ってくれた。 とてもよい仲間を持ててよかったと心から思う。
最後にご指導をいただいた小野先生に対する感謝の意は、言葉に尽きない。 先生の指導なくしては自分たちの研究は存在しえず、その意味で研究の楽しさを教えてくださったのはまさに先生であったと思う。 また、執筆の最終段階にもご自宅にお招きいただいた上に、お忙しい中親切に構成や誤字脱字などのチェックなど細部にわたるご指導していただいた。 重ね重ね謝辞の意を心から申し上げたいと思う。
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とにかく大変だった。 三田祭の前日ギリギリまでやることがあった。 バイトが全然できなくて、執筆中は常に金欠だった。 徹夜で話し合うことも度々あった。 行き詰まる度に途方にくれた。 モチベーションを保てない時期もあった。 涙で枕を濡らす夜もあった。
でも、楽しかった。
それが三田論。
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三田祭は慶應義塾の最大の式典である、の言葉の通り、小野ゼミにとっても同じくそれは大きな存在です。 卒業論文などの個人論文や、4〜7名で行なう共同論文とは異なり、三田祭論文はゼミ生全員で行なうということからもわかるように、小野ゼミの1年間の集大成になるべき論文です。 しかも、去年は1期生としての緊張感もありました。 論文は8月から作成が開始され、担当の4人を中心に、他のゼミ生や熱心かつ冷静な指導をして下さった小野晃典先生といった多くの手にもまれにもまれ、当初の予定を大幅に越した11月後半の三田祭前日に仕上がりました。 この3ヶ月間の紆余曲折は語り尽くせません。 勉強不足による仮説設定・モデル構築のもどかしさ、関与概念の迷宮での立ち往生、質問票の難しさ、ゼミ生を巻き込んだ執筆、他ゼミとの発表会、三田祭当日の発表ブース作り、製本、酒井リーダーのビックリミニ誕生日会などなど…。 学んだことは、消費者行動論に対する知識はもちろんのこと、全員で1つのことに取り組むことの難しさやすばらしさでした。 さて、最後に。この論文作成にあたって、最も良い潤滑油になったのはそのテーマでした。 ひょんなことから生まれた 「セット」 というテーマは3ヶ月間、何千回、何万回と口にたのにもかかわらず飽きることはなく、その不思議と魅力を持ち続けました。 今でも私達にとっては愛着と興味をかきたてる言葉です。
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<三田祭論文調査仮説> |
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仮説1 |
論文をやると知識が深まる (私はもっと努力が必要でした) |
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仮説2 |
論文をやると徹夜に強くなる (気づくとめざましテレビの時間) |
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仮説3 |
論文をやると団結力が増す (『仲間』意識が芽生えます) |
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仮説4 |
論文をやるとすっぴんでも平気になる (化粧するくらいだったら寝ます) |
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仮説5 |
論文をやると自分自身が成長する (いい刺激を受けました) |
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仮説6 |
論文をやるうえでアルコールは必須である (息抜きは酒!!) |
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仮説7 |
論文をやると日本語に強くなる (一字一句見逃しません) |
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仮説8 |
論文をやるうえでムード作りは大切である (モチベーションにつながります) |
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仮説9 |
論文をやると痩せる (経験的支持は得られませんでした…) |
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仮説10 |
論文をやると大切な仲間ができる (一生の宝です!!) |
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小野ゼミ初の三田祭論文。 テーマ設定から始まり、概念モデルの構築、アンケート調査、分析、執筆・・・と、全てが初めてのことで、試行錯誤の毎日でした。 また、すっぴんは当たり前、肌荒れは当たり前・・・と、女を捨てた3ヶ月間でもありました。 しかし、アイデアを形にするおもしろさ、1つのものを皆で作り上げる喜び、思い通りにいかないもどかしさ・・・など様々な感情を経験することによって、ゼミ生が互いによい刺激を受け、それが自分自身の大きな成長へとつながり、大変貴重な時間を過ごすことができたと思っております。 「仮説9:論文をやると痩せる」 を実証できなかったことに悔いが残っております・・・が、こんなにも信頼できる仲間を得られたことが、何よりの宝であります!! 「セット」 という言葉を耳にするたびに、三田論の思い出がよみがえってきますが、今後、ここで培われた経験を、色々な場で活かしていきたいと思っています。
最後に、私たちを最後まで丁寧にご指導してくださった小野晃典先生には、とても感謝しております。 論文のご指導だけでなく、ご自宅で夜食を作ってくださったりと、あらゆる面で大変お世話になりました。 重ねて御礼を申し上げます。
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